XPに別れを告げる日が来た
「別れ」というものは、いつも突然にやってくるもので。
今日、会社で30分ぐらい自席を空けて、戻ってきたら、私の相棒Dell製 OptiPlex 740(Windows XP)がシャットダウンされていました。「はて?シャットダウンなんかしたっけかな?」と思いつつ、電源ボタンを押してみましたが、ウンともスンとも言いません。完全に物言わぬ箱になっていました。
このマシンは、最新のIDEやAndroidのエミュレーターを走らせるには、メモリ不足であったため、現在の開発関係は別のWindows 7のPCで行っており、彼は戦力外通告を受け、メールと社内グループウェア用といった酷い扱いを強いられていました。
「OptiPlexは置いてきた ハッキリ言ってこの戦いにはついてこれそうもない」by 涼津飯
そんな可哀想な彼ですが、毎日8時出社のAM2時前に退勤するという超多忙な中ですが、見捨てるわけにはいきません。僕は立ち上がりました。とりあえず丸裸にして、バラバラにするという暴挙に出ることにしました。この時感じたことは「ブログのネタができたな」でした。そう、私は血も涙もない残酷な男です。
いろいろ調べて分かったことは、マザーボードのPOWER LEDが2秒周期ぐらいに、一瞬点いては消え、を繰り返しているということでした。同じマシンを使っている同期のPCを開けさせてもらって、同じLEDを確認してみると、通電中は常に点灯しておりました。問題は奥が深そうです。
このあたりで、「もう今のWindows 7 PC(vostro 220s)使うから治らなくて良いかなー」とか思い始める私。そう、私は血も涙もない残酷な男です。
とりあえず、ハードディスク、CPU、CDドライブ、ファン等、マザーボードから全てのケーブルを外して、再度通電してみました。(そうしてみると良いみたいなことを、DELLのサポートサイトに書いてあった。)...やはり治りません。怪しいのは電源 or マザーボードか。
諦めました。
とりあえず組み立て直しはしましたが、DELLの保証期限も過ぎているし、課長も有償なら諦めて良いと言ってくれたし。ということで、PM4:30 死亡が確認されました。
「さよなら涼さん...どうか死なないで」とOptiPlexからの声が聞こえてくるようでした。
幸いOptiPlexにはドナーカードを書いてもらっていましたので、ハードディスクを頂きました。USBで外付けして、無事全データの復旧に成功しました。
↓ハードディスクの摘出手術を受けた後の、OptiPlex氏のご遺体
ダメージがあるとすれば、TRONの開発環境を設定し直すのが面倒臭いことぐらいですかね。そして、早速会社にニューマシンの稟議を出させて頂いた。課長、次長、部長の迅速な手続きに感謝しつつ、次のマシン(会社選定)に胸を踊らせながら、仕事に戻る私でした。そう、私は血も涙もない残酷な男です。
こうして、入社5年目、苦楽を共にしてきた相棒と、あっさり別れを告げてしまったのでした。ありがとう、OptiPlex。
追記:
ニューマシンはOptiPlex 9010になるようです。
生まれ変わりだと思って可愛がってあげよう(良い意味でも悪い意味でも)と思います。