涼の成長記録

自らの人生に主導権を持つべく、独立を目指して2014年3月31日を持ってITエンジニアを退職。そんな23歳♂の成長記録。

プロジェクトマネージャーの必要性

プロジェクトマネージャーが居ないプロジェクト

プロジェクトリーダーもプロジェクトマネージャーも配置されないプロジェクトというものがございます。プロジェクトの規模に問わずです。そのプロジェクトは遅延し、後工程に進むにつれて品質が低下し、無駄なミーティングばかりを行い、予算をオーバーします。


現在個人的に、システムアーキテクチャの大幅変更を繰り返しながら、絶望的な工期の中で彷徨っている、そこそこ大規模なシステム開発プロジェクトに直面しています。さらに、これを改善するために、プロジェクトメンバー全員による、進捗確認目的のミーティングを開催するそうです。


いやしかし、「○○グループの進捗状況は、現在○○のフェーズで、全体の約40%が完了しております。当初のスケジュールに比べて4日遅れとなっております。」なんて報告を皆で言い合ったって時間の無駄でしかないと思うのですよ。


そして、このミーティングは毎週、または隔週で開催するとのことです。2ヶ月しか工期が残っていないプロジェクトの進捗報告を、週単位で、全部署集まって他部署に対して行ったところで、手遅れなものは手遅れだし、大きな効果も見込めるはずもないです。


プロジェクトマネージャーを配置すればいいじゃん

で、この状況を何とかするには、最低限プロジェクトマネージャーを1人配置すれば良いと思うのですよ。プロジェクトをマネジメントしない責任者は論外です。何かあったら責任を取るためだけの人なんて、今要りません。リリース後にでも、ゆっくり選定してください。


皆でわいわいミーティングしなくても、1人まともなプロジェクトマネージャーを立てて、その人が、逐次各部署の進捗状況を把握し、必要であれば上層部に説明すれば良いわけです。2桁のプロジェクトメンバー全員参加によるミーティングを毎週開催するなんて馬鹿げています。


しかし、結局プロジェクトマネジメントにもスキルが必要なわけで、今すぐ「やれよ」と言っても、当然無理があります。IPA情報処理技術者試験に「プロジェクトマネージャ(PM)」って試験があるので、そのあたりでも勉強したら良いんじゃないですかね。


そもそも、プロジェクトマネジメントってなんだっけ

で、本題なのですが(別に会社の愚痴を言いたい訳ではないのです)、プロジェクトマネージャーは何をすれば良いのか、改めて調べてみることにしました。そのメモの記事です。長い前置きでしたね。


Wikipedia大先生は、プロジェクトマネジメントに含まれる活動について、以下のように仰っています。
プロジェクトマネジメント - Wikipedia

・ 企画
・ リスク測定
・ 利用できる資源の見積り
・ 作業の系統化 WBS(Work Breakdown Structure)の作成
・ 必要な人的・物的資源の確保
・ 費用の見積
・ チームメンバーへの作業の割り振り
進捗管理
・ 目的に沿った結果が出るように作業の方向性を維持する
・ 達成した結果の分析


プロジェクトマネジメントといえば!になりますが、PKBOXは、プロジェクトを以下の観点から分類して管理を行うものとしています。このサイトが分かりやすかったです。
プロジェクト管理とPMBOK

・ 統合
・ スコープ
・ タイム
・ コスト
・ 品質
・ 人的資源
・ コミュニケーション
・ リスク
・ 調達

プロジェクトマネージャー

で、プロジェクトマネージャーというのは、当然この「プロジェクトマネジメントを行う人」で、もっと言うと「プロジェクトをマネジメント」する人のことで、もっと言えてないんですけど。


Ruby初心者がワンライナーしてみると、以下のような感じです。素人の個人的観測です。

納期、コスト等の制約内で、プロジェクトの進捗状況を把握、及び修正を行う人物


やっぱり必要だと思うのですよ。ある程度の規模を超えたプロジェクトであれば必ず。もう1つ興味深いのは、以下のサイトに書かれている、「フリーマン」というポジション。
システム開発におけるフリーマンの役割について : mwSoft blog


私がこの会社にいる間に、一度提案かけてみようと思います。それにしても、興味のある分野は無限に湧きますね。「お金を稼ぎながら、楽しいことをする」という、理想的なポジションに身を置けていることは、我ながら本当にラッキーだと思います。
ではでは。