涼の成長記録

自らの人生に主導権を持つべく、独立を目指して2014年3月31日を持ってITエンジニアを退職。そんな23歳♂の成長記録。

ソフトウェアの世界でキャリアを築く5

ソフトウェアの世界でキャリアを築く1 - 涼の成長記録
ソフトウェアの世界でキャリアを築く2 - 涼の成長記録
ソフトウェアの世界でキャリアを築く3 - 涼の成長記録
ソフトウェアの世界でキャリアを築く4 - 涼の成長記録

第4章 ミッションインポッシブル?ソフトウェア業界で仕事に就くには

ソフトウェア業界の労働需要は比較的高く保たれています。本章では、学生や転職を考えるエンジニアの就職活動に役立つテクニックや豆知識について紹介されています。

賢く選ぶ

まず就職活動をする上で一番大切なことは「自分はどんな仕事をしたいか?」という質問の答えを見つけることにある、と書いています。私の答えは、いつも言っておりますように「世の中のITエンジニアを、技術的、精神的にサポートする活動を行うことで、IT業界を盛り上げる」ことです。


次に、ソフトウェア企業の特徴を理解するための、10の質問があります。

1.プロフェッショナルで高品質なシステムを、この会社で開発できるか?
2.同僚や先輩に才能ある社員はいるか?そこから多くの技術や知識を吸収できるか?
3.(採用された場合の)担当業務は面白いと思えるか?長期的な成長のポテンシャルがあるか?
4.ビジネス領域に精通している経験豊富な幹部はいるか?ビジネス上の要件を正しく理解し、遂行してきた実績が彼らにあるか?
5.開発する製品が社会にもたらす影響について、その企業は明確なビジョンを持っているか?
6.独立した研究部門や組織が存在するか?
7.その会社はイノベーションを生み出しているか?作り出してきたイノベーションは本質的に素晴らしい結果であったか?
8.居心地のいい職場環境課?勤務条件はフレキシブルか?自分のライフスタイルに合っているか?
9.安定した会社か?10年のスパンで考えたときの安定性は?
10.報酬・給料は業界標準から大きく外れていないか?


私が務めている会社で当てはまるのは10番だけのようです。給与面では、業界標準からそんなに大きくは外れていないと思います。まったく外れていないか、というとキツいですが。この件について、こう書いてあります。

良い会社は、自分たちのビジネスの成功のために優秀なソフトウェア開発者が必須だと理解しているので、決して業界標準以下の安い給料を提示することはない。本当に安い給料のオファーがあったら、それはプロフェッショナルなソフトウェア開発グループや優秀な経営層が存在しない会社という警告信号だ。


私が日本人だからかもしれませんが、「プロフェッショナル」という言葉は、胸に響きますよね。ドキッとさせられます。「プロフェッショナル」なソフトウェア開発者は、私の周りにほとんどいません。当然、私も含めてです。プロ意識を持って、頑張っていかなければなりませんね。



インタビュー:Bjarne Stroustrup

言わずと知れたC++の開発者でございます。
ビャーネ・ストロヴストルップ - Wikipedia


この方の言葉に

技術的・科学的にしっかりした土台がないと、単なる流行や一時的なファッションに惑わされてしまいます。


一貫性を持ってやり遂げましょう。一時的な流行に惑わされてはいけません。

というものがあります。私は逆に流行に疎いので(当然エンジニアとしてダメなのですが)、そういう傾向は薄いタイプではあるのですが、稀に流されそうになってしまうことがあります。しかし、「技術的・科学的にしっかりとした土台」とは、なかなか難しいところですね。。


それから、Bjarne Stroustrup氏は、これからのソフトウェア業界の変化について、こう予測します。

技術マネジメントができる人材への需要は増えるだろうし、実際の技術開発にも、それをプロモーションできる人により多くの機会が生まれてくると思います。


やはり、マネジメントスキルの需要が高まるということですね。あまり資格に興味はないのですが、IPAのプロジェクトマネージャーとか、その辺りを取りに行っておいた方が、何かと役立つ可能性もありますね。少なくとも、マネジメントについては、もっと学んでおく必要がありそうです。


ではでは。