涼の成長記録

自らの人生に主導権を持つべく、独立を目指して2014年3月31日を持ってITエンジニアを退職。そんな23歳♂の成長記録。

私の仕事について

ブログの内容がプログラミングに特化したものであるせいか、毎日ガリガリプログラムばかり書いているのだと思われてしまうことが、稀にあります。確かに、自分の仕事で1番好みなのはプログラミングなのですが、実際は私の仕事に名前を付けるなら、プログラマーというより、システムエンジニア側だと思うのです。


経験で言えば、顧客へのシステム提案/プレゼン、要件定義、システム設計、ユニット外部~内部設計、テスト設計、プログラミング、単体~システムテスト、フィールドでのシステム立ち上げまで、様々な仕事をさせて頂きました。


プログラミングは、その中の1つにすぎません。確かに、プログラミングをしている時間が全体の3,40%を占めているとは思います。しかし、プログラミングばかりをやってきているわけでもないのです。来月は、フィールドでのシステム稼働までのサポートで、3ヶ所ほど回るため、社内にいる日は6日しかありません。


システムの規模は、かなり大規模なものです。でかいものであれば数千万~数億の案件だったりします。内容は当然書くわけにはいかないのですが、私がこの4年か5年で携わったシステムは、(少し触った程度も含めて)この記事を見ている方のほとんどの方に直接的にしろ間接的にしろ、何かしらのサービスを与えていると思います。多分。


回路的な知識が必要な場合もあります。単純に消費電力等を計算させられたり、オシロ、オシューレーター等も使える必要があるし、遠い距離を跨いで信号を送受信するシステムでは、伝送効率や減衰量を計算してレベル調整する羽目になったり、中継増幅する際に信号が痩せるから、そいつを計算して信号の送出時間を伸ばしたり等、謎の業務になることもあります。入社直後はFPGAもやったり。稀にユニットの板金設計に口を出したり(ZAM, アルミ等の素材、塗装、UI等)することもあります。


現場では、何故だかドライバー、はんだ、テスター等を持って走り回ったりすることになったりします。現場で工事業者の手伝いをすることもあります。そんな私の今日の午前の仕事は、開発中のシステムのテスト環境に必要なI/O伝送のケーブルを作ったり等、製造業の方がやるような仕事をしていました。


こういった作業のほとんどは、ソフトウェアエンジニアの域を超えているような気がしています。まあ、どれも好きは好きなので趣味でやっている部分もあるのですが。そして、どれも浅い知識しかないわけなのですが。まあ、何が言いたいかっていうと、そんなにプログラミングをガリガリやっているわけでもないよっていうことです。(プログラミングの腕が悪い言い訳かもしれない)


で、今の会社を出ようと考えると、こういった仕事の全てを重宝してくれるような場所は、ほとんどないと思いますので、どこかに特化していく必要があります。そしたら、やっぱりプログラミングかなと。私の夢が日本のIT業界を盛り上げることなのですが、その夢に1番影響を与えられるのは、やっぱりプログラミングだと思うのです。プログラミングは特に楽しいしね。


しかし、そうすると将来、今のように自由にいろんな仕事をすることはできなくなってしまうかもしれません。新しい仕事は増えると思いますが、今のような幅広さはなくなるでしょう。私が会社にいる時間で1番楽しいのは、他部署の若手とワイワイ言いながら不具合調査したり、治具を作ったりすることです。技術フロアと工場を駆け回っている時間が楽しい。

  • 将来後悔しないように、今の会社でしかできない仕事を堪能しておきたい思いと、
  • 将来後悔しないように、そういった仕事をできる限り減らしてプログラミングしたい思い

この2つが重なって、何とも決断し辛い状況です。断然後者を選ぶ方が将来のためになるとは思うのですが、適当な理由を付けて「こういう仕事も長期的に見れば良い経験さ」なんて思おうとしてしまう自分が面倒くさいです。


自分に甘くなる時、それらしい理由を付けて無理矢理納得させないと、素直に甘くなれない私は、とても面倒くさい性格だなーと思います。まあ、何が言いたいかっていうと幽遊白書読みてぇーってことです。
ではでは。