お客様は神様です。
以下の記事を読みました。
日本人は契約内容以上のサービスを相手に求めすぎ - 脱社畜ブログ
多くの日本人は、契約内容以上のサービスを相手に求める。業務時間が過ぎたからといって、職場の周囲の事情を気にせずに自分だけさっさと帰る人は、社会人の常識がないと批難される。店員が無愛想で客にお茶を出さない飲食店も、あそこはサービスが悪い、けしからんと言われてしまう。別に、そんなことは最初の約束の範囲には入っていないのにも関わらず、サービスをしないほうが悪いという感じで過剰な要求がつきつけられる。
私も恐れながら、全く同じことを思っていて、"サービス(残業)"を受ける側はそれを「当たり前」だと考えています。前に品質月間の作文で、「サービスの底辺が一番高いのは日本だと思う」みたいなことを書いたのですが、そうであるが故の日本人の特徴のようなものでしょうか。
上手い言い方が見つからないけど、自分からその契約を持ち込んだ側は、不利な立場になることが多いです。立場と言えば、「お客様は神様です」という言葉がございます。これは、もはや飲食店等におけるクレーマーの常套句ともなっております。
私個人の意見を言うと、商売である以上、お客様を大切にするという思想は当然必要であるとは思います。ただし、客観的に見て立場が人と神の違いがあるかと問われるとNOだと思ってます。
店:ご飯作ってあげるからお金ちょーだい
客:お金あげるからご飯作ってちょーだい
というだけのことで、利害は一致して契約が成立しておりますし、立場としては同等で良いと思うのですよね。
「お客様は神様です」ってどなたが言い出したのかご存じでしょうか?商売の達人でしょうか?有名企業の社長でしょうか?いいえ、実は演歌歌手なのです。三波春夫という方です。しかし、この言葉が間違って広まったことを憂いておられるようです。
歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなければ完璧な藝をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです
フレーズが1人歩きして、間違った意味で浸透してしまった悲しい例ですね。
ではでは。