涼の成長記録

自らの人生に主導権を持つべく、独立を目指して2014年3月31日を持ってITエンジニアを退職。そんな23歳♂の成長記録。

会社辞めても何も変わらないかもよ

このブログを書くにあたって、いろんな方が「元気を貰える」といった風な言葉を私にかけて下さり、大変感謝すると共に、大変嬉しく思っております。
参考:自分が社会にもたらす効果は意外なことだったりする - 涼の成長記録


先日私は「会社を辞める」という決断をしたのですが、その潔さに何かしらの影響を受けて、物事の考え方が変わった方もいらっしゃるようで、これもまた嬉しいことです。しかし、1つ怖いなと感じたことがあります。それは、「会社を辞める」という部分にフォーカスしてモチベーションを感じた人を作り出したのであれば、危ないなということです。平たく言えば、

潔く会社辞めるその決断かっけー!マジリスペクトっす!俺も会社辞めるっす!!

となられては、私としては若干の負い目を感じるところでございます。


同じく独立、起業を目指す方たちが、私なんかから何かしらの影響を受けて会社を辞めようとしている時、一度踏みとどまって頂くためにハッキリと申し上げておきますが、今、自分の時間をコントロールできていないのであれば、会社を辞めても何も変わりません


どういうことかと言いますと、例えば残業の多い会社で、毎日自宅で空いた時間が2時間しかないとしましょう。その2時間で夢に取り組めないのであれば、会社を辞めても結果として何も変わりません。例えば、ついついテレビを見ながらダラダラしてしまう、なんていう場合です。


会社を辞めると1日12時間とかいう凄まじい時間を手に入れることができるわけですが、たった2時間もコントロールできないのであれば、12時間もコントロールできるはずがありません。夢に取り組む時間が、少し増える程度でしょう。恐らく辞める前に期待していたような、時間の自由は手に入りません。「気が付いたら1日を無駄にしてしまっていた」という日を無駄に送り続ける生活が続くのではないでしょうか。


「退職する」なんていう選択肢は、今与えられた時間をフルに使っても、どうしても時間が足りない場合に検討すれば良いです。まずは、1日の空いた短い時間や休日を、自分の思い通りにコントロールできるようになってからです。人間は通常、どうしてもダラダラしてしまう生き物です。


幸い、手はたくさんあります。夢に燃えていれば自然にダラダラする時間が減ってくるでしょう。何かしらのタイムマネジメントの手法を身に付けることにより、自由な時間が増えてくるでしょう。自分の夢に向かって取り組んだ時間を記録していけば、自分がどれだけ夢に取り組んだかの統計を取ることができるでしょう。


そうやって、自分の時間を「自分にとっての理想の使い方」ができるようになる必要があります。一日を終えて「こんなはずじゃなかったのに」と呟いているようでは駄目です。会社を辞めて夢に取り組むことができる時間が大幅に増えたら、その時間を最善の方法で無駄なく、夢に割り当てる必要があるのです。それができる自信を身に付けるまで、「会社を辞める」という選択肢は早すぎるかなと思うのです。


私は別にタイムマネジメントの達人でも何でもないので、偉そうに言えるような立場ではないのですが、変に触発された方に「仕事辞めました!」と叫ばれると、いたたまれない気持ちになると思うので、本記事を書いておきました。何かの参考になればと思います。


ではでは。