涼の成長記録

自らの人生に主導権を持つべく、独立を目指して2014年3月31日を持ってITエンジニアを退職。そんな23歳♂の成長記録。

名物社員にはなれませんでした。

昨日、2時間ほどマクドナルドで時間を潰す必要が出てきたので、以下の本を購入して読んでみました。
フリーで働く! と決めたら読む本


感想文みたいなのは後日書くとして、本書で書かれていることの1つとして「辞める前に名物社員になっとけ」っていうのがありました。まあ、なれていないよねっていうお話です。それは、退職前にかけて頂いた言葉から読み取ることができます。


これから私に仕事を発注しようとするのです。結構な数の人が、そのようなことを口にします。「今度は外注としてお世話になるかもね」とか、「うちが仕事を任せられるぐらいになれよ」とか、「安く開発してね」とか、俺はソフトウェア受託開発をやるなんて一言も言っていないのに。


10000歩譲って、そういう道に進んだとして、何故辞めた会社の仕事を貰いにくると思うのでしょうか。将来性がないからとか、技術が身に付かないからとか、時間が勿体ないからとか、そういったことは会社であまり言っていません。やりたいことがあって、この会社では実現できないから辞めると公言しています。


親切心で言ってくださる方も、社交辞令で言ってくださる方も、本気で言ってくださっている方もいらっしゃるのでしょうが、これからは私たちが優位だという心情が含まれているような気がして、どうしても素直に受け止めることができません。私が捻くれものだからでしょうか。


所属していたグループのリーダーからは、寄せ書きで「日本一のIT企業を目指して...」みたいな凄くスケールの大きなことを書いて頂いたり、「これからの人生に期待している」と言って頂けたりしました。なんていうか、"これからステップアップしていくと思って頂けている"みたいな節があって、凄く嬉しかったりするのです。逆に言えば、今後は仕事で関わる機会なんて微塵も感じさせてくれないのです。


しかし、上記のような言葉をかけてくださる方は、私はこれから今の会社より下のレイヤーで今より苦しい生活を強いられることを想像しているのでしょう。それは、私なんて他部署から見れば、ただの目立たない技術員だったことを物語っています。それは、5年もありながら全社から認められるような名物社員になれなかった私の実力不足以外の何者でもありません。


今までの後悔を言い出すとキリがないので、この悔しさをバネに必ず今より良い生活を早めに手に入れられるように努力しようと思います。
ではでは。