涼の成長記録

自らの人生に主導権を持つべく、独立を目指して2014年3月31日を持ってITエンジニアを退職。そんな23歳♂の成長記録。

あまり気にされていないfacebookの危険性

facebookは、投稿に対して「いいね!」やシェアをすることによって、その投稿を友達へ拡散することができます。これはいわゆる口コミ効果があるわけで、少ない広告宣伝費で一気に認知度を獲得できるわけですから、ビジネスにうってつけというわけです。


いまや、私も含めて物凄い数の方がfacebookに登録されておりますので、その拡散力たるや凄まじい効果を発揮するのでしょう。しかし、その拡散された情報が悪しきものだとすれば、その効果は逆向きに凄まじい威力を発揮します。


例えば、その投稿の情報が嘘である場合。一年ぐらい前に、13万人に「いいね!」され、2万人に「シェア」された志村けんの美談が嘘であった、なんて事件(?)がありました。まあ、これぐらいなら可愛いものです。


もし、ある犯罪者の実名と顔写真が載せられており、その人がどんな残虐な行為を行ったのかが書かれ、「こいつは凶悪犯です!気を付けて!皆もシェアして!」みたいなことを書いてあったとします。あなたは、「なんて酷いことをする奴だ!危険だ!シェアして皆にも教えてあげよう!」とシェアするとします。


しかし、実はこの投稿が大嘘で、顔写真を載せられたのはタダのいじめられっ子だったとしたらどうでしょう。あなたのfacebookの友達が100人だと仮定すれば、そのいじめられっ子の顔を100人に晒し、凶悪な人間だと社会的に大ダメージを与えたことになるのです。顔と名前が出回った以上、もう軽々しく外は歩けないでしょうから、"社会的に殺した"という言葉がこの上なく適切だと思います。


怖いのは、100人へ拡散されることではありません。友達の友達まで拡散されることです。少し想像しにくいかもしれませんが、あなたの友達が100人いたとして、あなたの友達が平均100人の友達を持っていたとしたら、100 × 100で10000人という数になります。「いいね!」、シェアという行為はまさに"拡散"です。


私が言いたいのは、「いいね!、シェアをやめろ!」ということではありません。「いいね!」、シェアには上記のように情報が拡散される以上、ある程度の責任が発生します。そのことだけは、認識しておくべきだと思うのです。


友達がシェアしていた、何次情報だかも分からないその情報は、あまりに信用性が低いのです。噂とあまり相違ないレベルです。情報を拡散する場合は、ある程度の確証を得てからでも良いと思います。上記の偽りの犯罪者の例であれば、その事件のことを軽くググってみる等してみても良いのではないでしょうか。facebookが利用できるデバイスが今、手元にあるのであれば、大した労力ではないでしょう。


SNSによる情報発信は、規模は違えど、公共の場である以上あなたがテレビに出て情報を発信しているようなものです。中学生でも利用しているfacebookですが、願わくばその辺の認識ぐらいは、利用者全員に持って頂きたいです。
ではでは。